ペットシッターをしてます。我が家のペット達と飼い主探しの預かりっこの日々をつづっています
by kikutamarico
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愛護センターに行ってきました。
とうとう動物愛護センターに行ってきました。
センターに着くと、まず駐車場のところで犬を発見しました。
骨と皮だけに痩せて疥癬だと思われる皮膚病で毛はかなり抜け落ちて
首には不釣合いなほど太い古い鎖だけで木に繋がれていました。
首からは可哀想に血が出ていました。
どれだけの時間をそこで過ごしたのでしょうか?
男物のスラックスとお布団の入れ物みたいな物が一緒に置かれていました。
なぜこんな無責任な事ができるのか憤りを感じます。
まだたぶん4~5ヶ月の子犬だと思うのですが、その姿は哀れそのもので
子犬の無邪気さはひとつもありませんでした。
そしてその鎖を見る限り古びてとても太いので、犬を何匹か飼っているであろうと想像できました。
その子は心ある方が保護してくださっています。安心してください。
(不幸中の幸いで救われましたが、このような確立で救われる子は殆どいないと思ってください)
そして建物の中に入り所長さんのお話を聞きました。
行政も少しづつ変わりつつ事をある事が解ったので少しほっとしています。
「愛護センターを是非見学に来て欲しい。この現状を受け止めてください。
できれば子供達と一緒に来てください」と言っていました。
私もその通りだと思います。個人でも見学できるようになりましたので是非一度足を運んでみて欲しいと思います。
私は思いますが子供を傷つけないように大人がかばいすぎなのです。
子供は確かに傷つくでしょう。でも子供はそこから何かを感じ取るはずですし、
その事が悪いほうだけに向くとは思えないです。
その時に大人がフォローしてあげて欲しいです。
現実を見せて考えさす事、慈しみの気持はそういう事から生まれるのかもしれません。
また子供の意見を聞く事はとても大切だと思います。
子供の意見の方がずっと素直に正しい場合だってあると思います。
そしていよいよ収容されている動物を見学します。
左から1日目の部屋、2日目の部屋・・・・・に分かれています。
1日目の部屋はまだ収集車が到着していないため空でした。
2日目の部屋には数匹子犬も含め犬が居ます。
子犬は2匹だったと思いますが、私達を見つけ駆け寄り無邪気に尻尾を振っています。
そこでもう胸が詰まってしまいました。
このお部屋に入ってしまったら譲渡に回される確立は無いに等しいのです。
ここにはワクチン接種をしていない子が多く収容されています。
免疫力の低い子犬はすぐに病気にかかってしまうそうです。
望まれない子の命はあと数日しか生きる事はできないのです。
それも恐怖の中で誰でも愛されずに死んでいきます。
この子達はなぜ産まれてきたのでしょうか?
同じように生まれてきたのに何故こんなに早く、誰からも愛されず
まだ母親が必要な月齢なのに離され殺されなければならないのでしょう?
私の保護しているタイソンやジェイソンと何も変わらない子犬なんです。
どのお部屋も犬が居てみんな可愛い子達でした。
諦めて寝ている犬、ずっと吠え続ける犬、私達に気がついて
喜んで寄って来て尻尾を振る子。
その半数の犬は首輪をつけていました。
純血種も居ます。明日処分になるお部屋には小さな小さなグレートデンが居ました。
ガリガリで耳も切っていなく本当に小さな小さな体です。
いったいどんな飼い主が飼っていたのでしょうか?
みるからに幸せでは無かっただろうと想像ができます。
飼い主が迎えにきてくれるのを待ちながら処分機の中で死んでいくのです。
殺処分機も見せてくれました。
2畳~3畳ほどの大きさだったと思います。
ここに50匹入れて蓋を閉めて炭酸ガスで処分するそうです。
ここに50匹も入るのかと思うと本当に胸が苦しくなりました。
係りの人の説明では炭酸ガスでの殺処分はもがき苦しみながら死ぬと言われていますが
意識はすぐに無くなり痙攣している姿が苦しんでいるように見えるので窒息で苦しみながらと誤解されていると言っていました。
『でも安楽死だとは決して言いません』とも付け加ええいました。
その狭い空間に閉じ込められる事自体犬にとって大変な恐怖でストレスだとも言っていました。
しかし今の状況だとあまりにも処分する数が多すぎて1匹1匹捕まえて注射する事もできないそうです。
私も多頭飼育崩壊現場でボランティアしていた事があるので
人馴れしていない犬を捕まえて押さえておく事の難しさや危険は少し解りますので気持は解りました。
ほんとうにやりきれないです。
何回も妊娠させてはそのつど保健所に持ち込む人、是非避妊去勢してください。
飼い始める前にその犬種の事、勉強してから飼ってください。
問題行動を起こす前にトレーニングを始めてください。
終生飼養の意味がわかりますか?
自分の年齢と犬の寿命を見比べて考えてください。
15年先自分はどんな生活を営んでいるか想像してください。
どんな事があっても手放さないつもりで飼い始めて欲しいのです。
迷子札、または鑑札は必ず着けてください。必ずです!
首輪に名前を書いても保健所では外して調べる事はしません。
なぜなら噛み付く犬だっているからです。
迷子になったら警察、保健所、などにすぐ連絡してください。
ポスターは獣医、ペットショップなどに貼ってください。
迷子のまま殺されてしまう場合だってあるのです。
それこそ悲劇です。
皆と一緒の時より一人になって何が自分にできるか考えてしまいました。
ただ保護しているだけでは根本的な解決には全然ならないのです。
それでも縁があってめぐり合った子だけでも、1匹でも多く助けてあげたい気持には変わりありません。
家に帰って玄関まで迎えに来た愛する7匹をいつもは躾けでしばらく無視するのですが
今日だけは玄関先で抱きしめて泣いてしまいました。
だってこの子達だって運が悪ければ間違いなく、ここの処分機の中で一生を終えていたのです。
収容施設を出る間際に犬の回収車がぞくぞくと帰ってきてました。
1日目にラブラドールとむくむくのテリア系のワンちゃんが入れられました。
飼い主さんが迎えにくる事を祈らずには居られませんでした。
愛護センターでの犬の返還率はわずか10%にもみたないのです。
PSタイソンとジェイソンは2週間ほど前に保健所に連れていかれそうなところを保護されました。
もし連れていかれていたら今日見学に行った施設に入れられていたのです。
そしてもう1週間も前に処分機で殺されていたかと思うとギュッと抱きしめてしまいます。
幸せになれなかった子達の分まで絶対に幸せな赤い糸を見つけてあげないとと本気で思いました。

by kikutamarico
| 2004-10-29 03:19
| 動物愛護